映画 『ある日どこかで』 クリストファーリーブ主演

とても古い映画ですが、何時みても何度見ても泣けてしまう、とっておきのSFラブストーリーの映画をご紹介します!

 

ある日どこかで

 

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主演は、「スーパーマン」初代を務めたクリストファー・リーブ。ヒロイン役には、ジェーン・シーモアを起用。脚本・原作はリチャード・マシスンです。

 

私が初めてこの映画を観たのは、高校生2年生の夏休み中でした。深夜に『映画祭』なるオムニバス形式で、3本立ての映画の中の一つとして流されていました。

この映画は、ただのラブロマンス映画ではないんです。主人公のクリストファーリーブ扮するリチャードが愛しのエリーズを追って、なんとタイムスリップをしてしまいます。

 

ストーリー

時は1970年代。リチャード・コリアーは、自身の処女作パーティーの席で仲間と共に祝杯を挙げていました。すると、白髪の女性が何処からともなく現れます。彼女は背後から近づき、「Come back to me!」と彼に言うと、そっと懐中時計を握らせ、その場を立ち去りました。リチャードは何が起きたのかまったく分からず戸惑うばかり・・。その日の夜、彼女は泊まっていたホテルの部屋へ戻り、思い出の曲が流れる中、静かに息を引き取ったのでした。

それから8年後の1980年。リチャードは脚本家となるのですが、ある日仕事が行きづまり、旅に出ることを決意しました。とある片田舎のグランドホテルにふと立ち寄ると、ロビー横の小さな「歴史資料館」と書かれた部屋へ吸い寄せられます。滞在中のホテルの歴史物と見られる品々を眺めていると、一番奥の一枚の写真に、一筋の光が差し込んでいます。一瞬で心を奪われたこの写真の女性こそが、のちの運命の人となるのですが、果たしてその女性とは・・・。

 

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 リチャードは部屋に戻っても、写真の女性が気になり居ても立ってもいられません。どうしても彼女のことが知りたくなり、老フロントマネージャーのアーサーに尋ねると、1912年の当時人気女優であったエリーズ・マッケナと分かりました。それからと言うもの、リチャードは何度も資料館に足を運び、写真を眺めては、部屋に戻ったりを繰り返します。

彼女に会うにはどうしたら良いか?一心不乱に考え、悩むリチャード。考えた末に、リチャードはあることを思い付きます。思い付いた あるとんでもない事とは、大学時代に講義を受けた「タイムマシーン」の事でした。

教授を訪ね、彼から説明を受けた通り、当時使われていたコインをじっと見つめ、何度もタイムスリップを試みます。何度やっても過去に戻ることは出来ません。諦めかけたその時、ついにタイムスリップに成功します。エリーズは、想像していた以上の美しい女性でした。

 

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 しかしエリーズには、彼女に思いを寄せる気難しい年の離れたマネージャーが、いつも傍についていました。マネージャーのウィリアムは、リチャードが彼女に近づくのを快く思っていませんでした。ウイリアムはエリーズにある予言を伝えていた。それは、「いつかある運命の男が現れた時、お前の人生を変えることになる!」と言うものだった。

二人は自然と惹かれ合います。そして想いは増すばかり。ウイリアムは二人を引き離そうと、必死に追いかけますが、上手く逃げられてしまいます。

その日も、ウイリアムの目を盗んで二人きりで一夜を過ごしました。朝になり、エリーズはリチャードに「その服素敵ね!」と冗談交じりに訪ねます。ここで、二人の運命が一変してしまう出来事が・・!!

リチャードは自分の着ている服を褒めて貰ったと思って嬉しくなり「そうだろう!!この服はね、」と、ふと上着のポケットに手を入れ出てきたのは、1980年と刻まれたコインでした。次の瞬間、エリーズの目の前からリチャードの姿が、暗闇に消えてしまいました。

リチャードが次に目覚めたのは、自宅のベットの上でした。すぐに彼女の元へ戻る為タイムスリップをしようとしますが、中々上手く行きません。

そして、リチャードの想いが通じ再び過去へ・・!

エリーズは、もう二度と彼に会えないのだと酷く落ち込み、バルコニーに佇んでいると、遠くからリチャードの声がし、階段を駆けあっがてくる姿が!

ふたりは強く抱きしめ、二度と離ればなれにならない事を誓い合います。しかしその頃、本来いた時代のリチャードは、空を見つめ命の火が消えようとしていました。老マネージャーのアーサーは急いで彼の体を抱きかかえ、何度も声をかけますが、返事は返って来ませんでした。

 

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真っ白な世界にリチャードが歩む先には、エリーズの姿が。。二人は時空を超え、天国で永遠に結ばれたのでした。 

 

クローズアップ

リチャードが初めてエリーズの写真を見るシーンでは、写真に黒い布を被せていたので、リチャード自身も写真を見るのは初めてでした。なのでリチャードのありのままの素直な表情が撮れたのだそうです。

エリーズの前から突然姿が消えてしまい、リチャードが現在に戻ってしまう場面では、長ーい部屋を作り、その部屋全体をペンキで真っ黒に塗って撮影したという苦労話がありました。

音楽担当はジョン・バリー。挿入歌にラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」の「第18変奏」と、テーマ曲は「ある日どこかで ~Somewhere in Time~」です。とくに私は「Somewhere in Time」という曲が大好きで、今でもたまにリラックスしたい時や、静かに眠りたい時は流したりしています。

 

最後に

私はこの映画を観るたびに、涙なしでは見られません。純愛とSFXが融合した、究極のラブストーリー映画間違いなしです!一見の価値ありですよ!